ついに上陸?

JOCVドミトリーのすぐ近くには、メコン川が流れており、メコン川沿いの道は外国人向けのレストランも多く、結構楽しい通りです。そのメコン川沿いに、先月26日にKFCがオープンしました!!!
最初は「何のお店ができるんだろう。」と思っていましたが、工事が進むにつれて、外にはKFCの看板がっ!!
マクドナルドもミスタードーナツもないラオス。でも最近、やっとハンバーガーとポテトを出すお店が2件ほどできたラオス社会主義の国なので、タイに行かなきゃ食べられないとあきらめていましたが・・・。資本主義の象徴といえるKFCが、マクドナルドよりも先にラオスの地にやってくるなんて!!
当初、みんな「ニセモノじゃないか?」と疑心暗鬼。しかし、看板を見ると、KFCという文字の横にRマークが。

これって商標登録だよね??これがあれば、間違いない!!ってことで、かなり楽しみにしていました。

そして、6月26日。開店当日。
「行列ができてたりして〜〜♪」と言いつつ、お店に行ってみると、さすがに行列はできていないものの、お客さんは入っている様子。

しかし・・・。

何かがおかしい・・・。
そう、見慣れたひげのおじさんがいないのです。ケンタッキーからの飛行機が遅れているのかな?と気を取り直し、店内へ。

あれ・・・?
思ったより、コンパクトな造りの店内。店員さんは、若い女の子2、3人のみ。中にもおじさんの姿は見当たらず・・・。

そして、メニューを見てみると・・・。

メコン沿いの通りで、外国人の客が圧倒的に多いと思われるのに、メニューは全てラオス語。そして、やっぱり何かがおかしい・・・。普通、KFCならば、ポテトの袋やジュースのカップにおじさんの顔があっていいはずなのに、KFCかペプシの文字だけ。しかも、肉とポテト、チキンナゲット、マッシュポテトしかメニューにはない。飲み物はペプシのみ!!




・・・そうです。やってはいけないことを、やっちゃってます。(涙)

どうやらこのお店、商標登録ごと真似しちゃってるみたいなんですっ!!
「KFC」は、「ケンタッキーフライドチキン」ではない!!

じゃあ、何なの!?

JOCVの中には、「メコンフライドチキンか?」と言った人がいますが、「Mekhong」だったら「MFC」だろーっ!!(怒)
「Mekhong」の真ん中の「K」をとったのなら、もう無理やりすぎます。


あきれた頃、やっと出てきたセットメニュー。

カーネルおじさんが考案した製法は何処へ・・・?

これじゃ、ただのから揚げじゃーっ!!


ま、これはこれでいいんだけど、「KFC」と思って食べるとがっかりです。

商標登録ごとパクってしまう、向こう見ずで、大胆で、怖いもの知らずのラオス。これ、本物から訴えられたりしないのかな?それとも、こんなあほらしいニセモノは、もう相手にもされないのだろうか・・・。

ドラえもんといい、キティちゃんといい、ブランド物といい、KFCといい・・・。本物が一つもない国も、ここまでくると貴重かもしれません。

日本到着まで、あと82日。
帰ったらひげのおじさんに会いに行こう。