私の仕事

さあ、1週間が始まりました。


月曜日はいつもよりものんびりスタートです。
仕事は8時からですが、みんな8時半ごろから9時にかけてやってきます。


ここでちょっと私の仕事について紹介です。

私は助産師隊員で、ビエンチャン市サイタニー郡病院の母子保健課に所属しています。
母子保健課のスタッフの主な業務は、妊婦健診、予防接種、分娩介助、産前産後の入院患者のケアです。
私は病院の中の業務のためというより、病院スタッフと村を巡回し、村のキーパーソンのトレーニングや妊婦さんやお母さんたちへの健康教育を通して、地域母子保健の改善を目指すためのプロジェクトを行うために派遣されました。


しかし、この病院のスタッフは忙しく、なかなか村に行けないのが現状のようです。
私はまだ村に行ったことがありません。

まだまだラオス語もわからないので、仕事をしていると言えるほどのことはまだしていません。
妊婦健診で台帳や母子手帳を記入したり、予防接種で子どもの体重や身長を測る手伝いをするくらいです。


月曜日は1週間のうちで一番受診者が多いのですが、今日はさらにたくさんの人が来ました。

というのも、今日から今月22日まで、ワクチンキャンペーンが行われます。子どもにポリオ、ビタミンA、駆虫剤を投与するのです。
郡病院のスタッフや、郡の中に10ヶ所あるヘルスセンターのスタッフが各村で行うのですが、今日は病院に近い5村の人たちが病院にやってきました。


どの村から来たか、何才(何ヶ月)かを聞いて、それぞれ決められた量のビタミンAやポリオを投与していきます。

大きい子はちゃんと口をあけて上手に飲むのですが、小さい子は全身をくねらせて嫌がります。


こういう光景は万国共通ですねえ。
お母さんが、「おいしいよお。」と声をかけているところなんかも同じだなあと思いました。


午前中はたくさんの人が来たので、私もビタミンAやポリオの投与、駆虫剤を紙に包む手伝いをしました。


それに比べて、午後は閑散としています。
たっぷり2時間くらい休憩しても、患者さんは来ないので、みんなお昼寝したり、編み物したり、刺繍をしたり・・・そして患者さんが来たら対応するといった感じです。
編み物が、あと少しで終わる、というときは、患者さんが来ても止めません。キリのいいところまで待って、という感じ。
そして患者さんも座って待っているのです。「この編み方、きれいね。」なんて言いながら・・・。


本当にのんびり、ゆったり時間が流れています。


勤務終了の定時は16時なのですが、15時ごろからばらばらと帰っていきます。


病院にはいくつも時計があるのですが、ほとんどが止まっています。
動いていても、全然合っていません。惜しいもので10分遅れくらい。
あとは、数時間違っています。


でも、みんな気にしない。



たぶん・・・、見てない。



腕時計をしてる人もいるけど、みんながしているわけではありません。
でも、帰る時間とかはわかるんですねえ・・・。

ふしぎ〜。

母子保健課のスタッフも、15時半にはみんな帰ります。・・・なので私も帰ります。


みんな「今日も忙しかったね。」っていいます。



「どこが〜〜っっ!?」

と、全身でツッコミたいところですが・・・。そこは我慢して・・・。

「お疲れ様でした。また明日〜!」