ラオスのお葬式続き&初の観光

今日は日曜日ですが、いつもより早く6時半に起きました。
先日亡くなった方のお家に行って、托鉢に参加するためです。


辞書で調べると、どうも今日が告別式のようなものらしいです・・・。
この間のは「火葬」という意味の単語とも違うし、辞書にも載ってなくてよく分かりません。


病院の職員のヴィアンカンさんが、7時に迎えに行くね、と言ってくれていたので、家の前で待ちました。
しかし、7時20分を過ぎても来ない・・・。


「私がラオス語をちゃんとわかってなくて、迎えに行くとは言ってなかったのかなあ?家には来ないのかなあ・・・。」

と、不安でいっぱいになったころ、


「みわ〜〜、行こう〜〜!!」


と、ヴィアンカンさん、明るく登場〜。

ラオス時間はゆったり流れていることを忘れていました・・・。



お家に行くと、今日も村の大勢の方が来ていました。
みんな一人一人が、銀色や金色の大きな入れ物に、お菓子や果物、お金、お花、ろうそく、もち米(ラオスの主食)などがたくさん入ったものを持っていました。
私は、自分で用意できないので、ヴィアンカンさんが私の分も用意してくれました。

そしてドリンク剤や化粧品が入っていた小さなビンにお水を入れたものも持ってきていました。

家の中では、仏壇(?)の側で、お坊さんがお経を唱えています。

私たちは外にたくさん用意された椅子に座って、家の中から聞こえてくるお経を聞き、手を合わせます。

そして、テーブルの上に並べられた13個の入れ物(たぶんお坊さんが13人だから)一つ一つに、お金とお菓子、一口大にしたもち米を入れていきます。

席に戻ってお経も終わりに近づいたころ、手を合わせながら持ってきたビンから小さなお皿にお水を注ぎ、お経が終わると家の敷地内にある木や草に、その水をかけました。
全て終わると、みんなで食事です。

村のボランティアの女性達が作った食事をみんなで食べ、喪主の人にお礼を言って帰りました。



それから、一緒に行ったヴィアンカンさんのお家で一休みし、うちの病院の院長の家に行きました。
院長の奥さんも、お葬式に参列していて、招待してくれたのです。

行く途中で、ヴィアンカンさんが教えてくれたのですが、院長の奥様は村の村長でした!!

すごいっ!

さすがに村長と郡病院院長の家は立派でした。

院長は、郡病院で働きながら、自分の家でもクリニックを開いていました。
朝5時から7時半、昼12時から13時、夕方17時から21時まで、仕事以外の時間を全部使っているようです。
それにしても朝5時って・・・。

院長は働き者のようです。

院長の家で出してくれた椰子の実ジュースを飲みながら話していると、私がまだラオスに来てから観光をしていないと言う話になりました。


すると、奥様が急に
「パトゥーサイに行きましょう!」

と言い出しました。



パトゥーサイは、ビエンチャンにあるラオスの数少ない観光名所のひとつで、大きな凱旋門です。

それから、院長夫婦、ヴィアンカンさん、私の4人で院長の車に乗り、観光に行きました。
今日は暑いくらいでしたが、日曜日ということもあって、たくさんの観光客が来ていました。


パトゥーサイは2000キープ(約25円)払えば階段で上まで昇れるのですが、それも院長が出してくれて、登りました。
みんなで記念撮影し、食事をして帰りました。

そして帰り際に、

「時間があるときは、いつでもいらっしゃい。その方がラオス語も上手になるわよ。」

と、わっはっはと笑いながら言ってくれました。



いやあ、肝っ玉母さんみたいなこの村長、大好きです。
村長として村をまとめているだけあって、どっしりしているというか(まあ、体格も大きいけど)、そばにいて安心感があります。

いつも、病院でみんなの前でべらべらしゃべっている院長が、今日は影の存在でした。

ラオス人とお出かけした休日は初めてだったけど、ものすごく楽しかったです。



今度、お礼に現像した写真と日本食を持ってまた遊びに行こうっ!!