初めての活動・・・のはずが。

今日は、いよいよ村での活動に行ってきました。
今まで、JICAスタッフによる村でのインタビューに同行したことはありましたが、
実際プロジェクトの活動として行くのは初めてです。


サイタニー郡の中には、104の村があり、その中に10のヘルスポストがあります。
ヘルスポストは、郡病院所属の看護師が1〜2名常駐し、診療や予防接種を行っています。


今日は、ターディンデンヘルスポストというところに行き、私たちのプロジェクトの対象村となっている
2つの村の村長やヘルスボランティア、伝統的産婆の人たちが集まり、ヘルスポストの活動の様子を
見学する予定です。


朝9時に、私のカウンターパートである母子保健課の女性医師、Dr.ダヴィーとメディカルアシスタント
(医師と看護師の間くらいの資格)のカムスーイさんと、私、ドライバーの4人でヘルスポストに出発しました。


ここでちょっと余談ですが・・・

私はこの活動のために、ラオスに来る前に日本で自動二輪の免許を取りました。(免許が必須だったのです。)

他の郡に配属になった協力隊員は、バイクで活動しているのですが、私はこのカウンターパートの2人が
バイクで村に行くのを嫌がるので、今のところバイクには乗っていません。

理由は「疲れるから・・・。」とのこと。


まあ、確かにね・・・。

せっかく免許を取ったのに、無駄になってしまうのは残念ですが、初の路上がラオスで、しかも右側通行で、
道も悪くて交通ルールも悪い・・・という状況だと、命のためにはよかったのかなと・・・。

今後、活動の形態が変われば、乗ることもあるかもしれませんが。


今は、病院に一応車があるので、それで村に行きました。
車といっても、今にも壊れそうで、半分オープンなジープなので、舗装されていない道に入ると、ものすごい砂ぼこりです。

一応、ウインドブレーカーを着て、サングラスをして、手ぬぐいで鼻と口を覆って、まるで銀行強盗のような
格好で乗っていたのですが、1時間も乗っていると、髪も顔も鼻の穴の中も茶色になりました・・・。
恐るべし、乾季の砂ぼこり・・・。


村の手前で車を降り、ナムグム川をボートで渡りました。

手すりも何もないボート・・・。怖かったけど、あっという間に対岸に着きました。

対岸についてからは、てくてく歩いていったのですが、村では高床式の家の下で、機織りをする人をよく見かけました。
何だかのどかで、いつも以上に時間がゆったり流れている感じでした。

家の下に見えるかな・・・。機織りしているおばちゃん。


村のちょっと奥のほうに行くと、こんな感じ。


さて、10分ほど歩き、やっとヘルスポストに着きました。


しかーし!!


スタッフ1人と患者さん以外、誰もいない・・・。

ヘルスポストのスタッフも、

「何しに来たの?」という表情・・・。


ああ、何だか嫌な予感・・・。


カウンターパートたちがいろいろ聞いた結果、ヘルスポストのスタッフは携帯を持っていないので
(村では家電はないので携帯が主な連絡手段)、村長か誰かを通じてその夫に連絡していたけど、
そこから伝わっていなかったため、村の人にも連絡がいってなかったということがわかりました。


あらら・・・残念。


そこから連絡を取ってもらったものの、今からじゃ集まりも悪そうなので、来週に延期することになりました。


というわけで、意気込んで来たものの、今日の活動は空振りに終わりました。(涙)
帰りもまた砂まみれ・・・。


明日は別のヘルスポストに行く予定ですが、今日のうちにカウンターパートが電話で確認をしていたので、
明日こそは大丈夫だと思います!!