妊婦健診。

今日はもう一つ。

久しぶりに、仕事のことを書いてみたいと思います。


先週、妊婦健診に34週の経産婦さんが来ました。

私は台帳を書くお手伝い。

看護師のブンニョンさんが計測をしているのを見ていると、
どうみても、34週のお腹には見えない・・・。

もう明日にでも産まれそうな大きなお腹です。
今まで、一度も超音波を受けていなかったので、その日健診の
後に超音波に行ってもらったところ、「39週」という診断。


よくよく聞くと、最終月経をあまり覚えてなかったということで、
そのお母さんの週数は39週に修正されました・・・。(汗)


こんなことは日本ではまずないことですが、この病院ではよくあります・・・。


妊婦健診に来る妊婦さんは、最終月経を覚えている人はあまりいません。
でも、「妊娠した。」と確信を持って受診に来ます。

まだお腹が大きくなかったり、心音が聞けない週数でも、「妊娠した。」と
受付で言えば、尿検査などで調べることもなく、母子手帳が発行され、妊健が
行われ、鉄剤とビタミン剤が処方されます。


みんな「何ヶ月?」と聞くと、「6ヶ月」とか、「3ヶ月」とか答えられます。


郡病院での妊婦健診は、血圧測定、体重測定、子宮底測定、心音聴取、赤ちゃんの
頭の位置(逆子じゃないかどうか。)、胎動を調べるのみ。

尿検査で蛋白や糖のチェック、腹囲(お腹周り)は調べません。

胎動は、妊婦さんに「赤ちゃんよく動く?」と聞いて、「よく動く。」と言われれば、
母子手帳に「良い。」と書くのみです。


うちの病院には、超音波がありますが、日本だと超音波で赤ちゃんに奇形がないか、
週数にあった成長か、小さすぎたり大きすぎやしないか、羊水の量や胎盤に異常はないか、
と言うのを調べるのですが、ここでは週数を出すのと、逆子の確認と、性別を知るためが
多いです。


最終月経が分からず、だいたい7ヶ月くらいかなあということで、超音波を受け、
もし「32週相当」という診断が帰ってくると、その人は32週になります。


最初はこのシステム(?)にあごが外れっぱなしだった私ですが、最近だんだん慣れてきました。




というわけで、最初に出てきた39週に修正された妊婦さんですが、今日無事に出産しました。
結局「40週」で出産になりました。


赤ちゃんの体重は、なんと!4200g!!!!!


でかっ!!

一人目は2600gで出産し、今回4200gの赤ちゃんを、たった1時間で出産!


すごいです・・・。


産まれてすぐなのに、すでに貫禄たっぷり!
首の辺りのお肉が、3000g台の赤ちゃんとは違うような・・・。

かなり大きいですが、血糖の検査をするでもなく、6時間後にはお母さんと一緒に帰って行きました。


いやあ・・・。

いろんなびっくりが、ま〜だまだ絶えませんが、ラオスの女性と赤ちゃんの持っている不思議な力を、
もっともっと知りたいなあと思います。