まさか、そんなことが。

この前のブログで、ラオスの交通事情について書きましたが・・・。


この怖さを、目の当たりにしました。


昨日は、5月12日の看護の日に行われるイベントの準備のため、ビエンチャンに行っていました。
週末は家で過ごしたかったので、夕方に涼しくなってから、バスで帰ることにしました。
いつもなら、村まで帰るバスは6時ぐらいまであるのですが、昨日はなぜか5時半にバスターミナルへ行くと
「もうタンゴン行きは終わったよ。」と言われました。


仕方ないので、「ソンテオ」という乗り合いバスで帰ることにしました。
乗り合いバスは、トラックの荷台に椅子と屋根が付いたもので、バスと同じように、好きなところで乗り降りできます。
降りるときには、「止めて〜〜!」と言うと、運転席に一番近い席の人が、運転手が見える窓を叩いて知らせてくれます。


いつものバスなら、村まで5000キープ(約60円)だけど、ソンテオの運転手は「8000キープ。(約100円)」と言ってきました。
「え〜〜!高い!!」と言ったけど、値段を下げる気は無いみたい。
でも、これに乗らないと帰れないので、仕方ありません。


私のほかにも、学生やおばちゃんなど、10人くらいのお客さんが乗っていました。


発車のとき、なかなかエンジンがかからず、「大丈夫か?」と思ったけど、そこら辺にいた男性みんなで押して(!)、
何とかエンジンがかかり、出発。


今考えれば、全てはこの時からおかしかったのです・・・。


そして、ソンテオはタンゴン村を目指して走り出しました。


ちょうど、20分くらい走ったところでしょうか。
急に、ガガガガガガガーーーッ!!!と、ものすごい音と共に、ソンテオが激しく揺れました。


これにはみんな動揺。何が起こったか分からず、後ろを見ると・・・。


ソンテオから、ものすごい火花が出ているーーー!!


そして、次に見たものは、ソンテオのものだと思われるタイヤが、進行方向とは反対に転がっていったのです!!

「うぎゃ〜〜〜!!死ぬ〜〜〜っ!!!」と思ったけど、50mほど走り、何とか止まりました。


みんな、キャーキャーいいながら、ソンテオを降りました。


恐らく、きちんとメンテナンスをしていなかったのでしょう。

走っているときに、右後輪が丸ごと外れてしまったのです。
火花は、タイヤが外れた後、荷台が傾いてアスファルトと擦れた時に起こったものでした。


みんなで「怖かったね〜〜〜!!大丈夫?」と無事を確認。


今回は、すぐに車が止まったから良かったものの、そのままバランスを崩して横転したり、
他の車に接触したりしていたら・・・。

外れて転がっていったタイヤが、後続のバイクや車に当たっていたら・・・。


落ち着いていろいろ考えると、怖くなり、鳥肌が立ちました。


本当に何もなくてよかった。


自分が車やバイクを運転しなくても、こういうケースで事故に遭うこともあるんだなあと
改めて実感しました。


でも、バスやソンテオに乗らないわけにもいかないし・・・。


こればっかりは、運に身を任せるしかありません。
まだ後厄だしな・・・。(汗)


日本から持ってきたお守りを、信じます!!