一難去って、また・・・。
ご無沙汰しておりました。
しばらく、デジカメとパソコンの具合が悪く、ブログに写真が
載せられていませんが、これは、どうやらウイルスの仕業のようです。
ラオスはウイルスがうようよ。（怖っ！！）
パソコンもカメラのSDカードも、USBも感染中。(涙）
今、日本にいるPCの達人の協力により、修復中です。
今しばらくお待ちください。
そして・・・。
前回のブログで、他の協力隊員に刺激を受け、
「心を入れ替えてがんばろう！！」
と思った矢先、またもや体調を崩してしまいました。
パソコンだけでなく、私も感染。
もう笑っちゃいます。
感染症祭りです。わっしょい、わっしょい！
15日の朝、仕事に行く時から、何やら熱っぽかったのですが、
看護の日のイベントなどで、3日間ほど病院に行ってなかったので、
がんばって行くことにしました。
外来中は気が紛れていたのですが、お昼前から具合が悪くなり、
診察のベッドで横になっていました。
午後になってもよくならないので、熱を測ると38度。
早引きをさせてもらおうと、カウンターパートのカムスーイさんに
お願いすると、｢血液検査をしよう！」と言われました。
豚インフルエンザの影響か、謎の熱発なので、即座に検査室へ
連れて行かれました。
まず調べたのが、マラリア。(笑）
これは陰性。
他の白血球や血液像も、これと言って問題がなかったので、
パラセタモールというアセトアミノフェンが入った解熱剤をもらって
1錠飲みました。
しばらくすると、ものすごい汗をかき、熱は下がりました。
しかし、家に帰って、夜にはまた熱が上がったので、早々に休みました。
次の日、朝から38度から39度の熱。そしてものすごい頭痛。
家に果物がなかったので、買いに行こうかと思ったけど、
ちょっとしんどくて無理。
大家の孫に頼んで買ってきてもらおうと電話を手にしたけど、
｢ライチってラオス語で何て言うんだっけ？」
「お財布どこだっけ？」
と、考えているうちに、もうどうでもよくなって、
とりあえずポカリと麦茶とチョコで過ごしました。
日曜日。楽しみにしていたブンニョンさん（母子保健課職員）の村の
ロケット祭り。
母子保健課の職員も、みんな一緒に行くことを楽しみにしてくれて
いたし、私もどうしても行きたかったので、パラセタモールを飲んで
熱を下げ、午前中にタラートで果物を買って食べ、職員の車で行って
きました。
ロケット祭りといっても、結局職員の家で飲んだり食べたり踊ったり・・・。
要するに、いつもと一緒です。
ロケットなんて、一向に見に行く気配がありません。（涙）
私としては、早くロケットを見て帰りたかったので、みんなが
楽しんでいる間は、横になっていました。
何とか夕方にロケットを見て、家に帰ると、39度の熱。
もうだめだと思い、健康管理員に電話をしました。
もちろん、ロケット祭りに行ったのは内緒。
ブログで公表しても・・・たぶん大丈夫かな？
とりあえず、月曜の朝に迎えに来てもらえることになりました。
夜7時には、真っ暗にして寝たものの、ものすごい頭痛で眠れません。
孫悟空の頭の輪っかでぎゅーっとされている感じ。
トイレに行って戻ってくるだけでも、ものすごく痛いのです。
夜中に｢もう！イタ〜〜〜イ！！」と何回叫んだか。
パラセタモールがなくなり、日本から持ってきた同じアセトアミノフェンが
入ったセデスを合計6錠飲んだものの、全く効かず、熱も下がりません。
痛みと熱で眠れないので、夜中に1人で中島みゆきや槇原敬之の歌を歌って泣いてみたり・・・。（←壊れた。）
1人でしりとりしたり。（←あっという間に終了。）
あの日は、本当に病んでいたと思います。(笑）
本当に長い夜でした。
そして、月曜日に受診。
とりあえず、何かには感染しているようなので、パラセタモールと
抗生剤をもらって帰りました。
火曜日、水曜日と症状が変わらず、パラセタモールで熱は下がるものの、
頭痛がほとんどよくならないので、水曜日にもう一度受診。
フレンチクリニックの先生も、よく分からん、ということで、
次の日に、タイのウドンタニというところにある病院に行くことに
なりました。
前の晩、頭に何かいるんじゃないか、先週の月曜日にラオス人と
一緒に食べた牛の脳みそのたたりか？
などなど、いろいろ考えてあまり眠れませんでした。
そして、21日、国境を越えてウドンへ・・・。
のはずが、私がパスポートを忘れたので（！）、
まずはサイタニーにパスポートを取りに帰ってから、ウドンへ
向かいました。（←あほ。）
オフィシャルということで、車を降りずにドライバーの人が出国・
入国の手続きをやってくれました。
な〜んて、楽ち〜ん♪
タイに入ると、まず、道がきれい！そして広い！
高速並みに飛ばしていきます。
タイのインターナショナルクリニックは、約200床の病院。
とてもきれいで、いろんな設備が整っていました。
日本で言えば、東北の田舎に、医師、看護師、薬剤師などスタッフ
みんなが英語ができる病院が、はたしていくつあるでしょうか？
タイのウドンタニには、元兵隊さんというアメリカ人・フランス人などの外国人がたくさん住んでいるそうです。
みんな年金で、暖かく物価の安いタイでのんびり隠居生活をしているとか。
優雅ですね。
だから、こういう病院も整っているのかも。
タイの病院で驚いたこと。
看護師さんのスカートが短い！！
みんな、膝上5cmです！しかも後ろに大きなスリットが！！
あれは、患者サービスの一つ？(笑）
でも、タイの人は足の形がとてもきれいなので、みんなすごくきれい
でした。
いやあ、目の保養とはこういうことなんですね。(←オヤジか？)
ラオスから来たスッピンの病んだ日本人より、断然きれいでした。
タイの病院では、血液検査、尿検査、レントゲン検査(副鼻腔炎を疑って？）を
行いました。
結果は、｢腸チフス」。
何とも途上国らしい感染症です。
何人かの方へ、メールで｢腸チフスは、法定伝染病で、日本に帰ったら
隔離される・・・・」と書きましたが・・・。
それは誤りでした。すみません。
今は、法律が変わって、知事への届出だけでいいそうです。
（↑たぶん。）
｢腸」と付くけど、ネットで調べてみると、下痢や嘔吐など腹部症状は
少ないようで、どちらかというと便秘になるそうです。
私も、頭痛と熱以外はほとんど症状はなく、ご飯は普通に食べられます。
原因は、汚染された食べ物か水からの経口感染なので、ラオスでの
食べ物か、ハエが媒介したか、なっちゃんと遊んだ後に手洗いが
足りなかったか・・・。
とりあえず、人間かなっちゃん経由で、人間か犬のう○こを
食べたってことです。(笑）
もう泣きたい・・・。自分で言っといて凹むわ・・・。(涙）
熱や頭痛がひどければ、危うくタイの病院に入院になるところでしたが、
幸い受診した日には、最初にもらった薬が効いてきたのか、
熱も頭痛もよくなってきていたので、ラオスに帰ることができました。
タイのホテル並みの病院での入院も、ちょっといいかな、と心が揺らいだけど、
次の日は私の誕生日！
誕生日を、1人で携帯も言葉も通じないタイの病院のベッドで迎えるのは、寂しすぎるため、帰れてほっとしました。
ビエンチャンには、ちょうど研修でビエンチャンに上がってきている同期や
先輩隊員がいて、ご飯を作ってくれたりと看病してくれていたので、
ラオスでは手に入らない、ミスドとケンタッキーをお土産に買い、
ラオスへ帰りました。
帰りの車の中は、ケンタッキーのにおいが充満。
久々のめがねのおじさんの登場に、みんなが大興奮だったことは、
言うまでもありません。
そして、22日。
私の33回目の誕生日。
1日中、パジャマで一歩も外に出ず、過ごしたのは初めてだけど、
同期にチーズケーキでお祝いしてもらい、メールで日本の家族、
友達、世界各地にいる同期隊員からお祝いメールをもらい、
やっぱり入院にならなくてよかったと、心から思いました。
抗生剤を2週間飲むため、6月4日まではビエンチャンで療養です。
マラリアといい、腸チフスといい、何で私ばっかりっ！と思うけど、
ま、これも経験。
いつか、笑える思い出になるかな。
腸チフスは、その菌がいる国にいる間は、抗体があるそうなので、
マラリアよりも安心かも。
あの頭痛をもう一回経験するなら、あと3回マラリアになってもいい！
と本気で思います。
それくらい、あの頭痛はひどかった。
ソンテオから火花が出て、タイヤが転がっていったあの時よりも、
死ぬかと思った。
そのうち、脳みそが鼻や耳から吹き出るかと思ったもん。
まだ今年いっぱい後厄は続くけど、33歳は健康に過ごしたいと思います。
ラオス生活も3分の1が過ぎました。
活動もこれからが本格的になるのかな。
療養のこの期間も、熟考の時と考え、この時間も大切に過ごしたいと
思います。
転んでも、ただじゃ起きないぜ！！
ま、マラリアの時も、今回も、回復が早いのが何より幸いなことです。
やっぱり私、元は頑丈のようです。
日本で働いていた約8年間は、仕事を休んだり、早退したことは、
一度もなかったし。
ただ、今はバリアが薄くなってるだけ。
感染しやすくなってるけど、感染しても症状は軽いし、回復は早い。
ラオスで何でも吸収するぞ！！と思ってたけど、
感染症までとは・・・。(汗)
何とか抵抗力をつけて、バリアをしっかり張りたいと思います。
そういうわけで。
ご心配をおかけしました。
ビエンチャンにいる間は、暇だからブログの更新ができるかな。
しかし、ネタがないか・・・。（汗）
とりあえず、少しでも運が変わるように、ブログの模様替えでも
しようかな。
