カオパンサー。

気がつけば、1週間ほど書いておりませんでした。
元気ですのでご心配なく。

この1週間は、ミーティングがあったり、提出物に追われていたり(いつもぎりぎり。)、予算の申請、受け取りがあったりとなかなか忙しく過ごしていました。

半分くらいはビエンチャンにいたのですが、6月25日に、21年度1次隊の新隊員12人が到着していて、語学訓練中だったので、ドミトリーはにぎやかでした。
今までのラオス隊員は、一つの隊次はだいたい3〜6人ぐらいでした。私の同期は4人。でも今回は一気に増えて12人!!
そして、ラオス隊員は、看護師や助産師など医療系の隊員が多いのが特徴ですが、今回は、12人中看護師が5人。あとは、バレーや柔道のスポーツ系、理数科教師などの教育系、村落開発普及員、と職種もバラエティーに富んでいます。

12人と多いので、まとまりがないのかと思いきや、みんな仲がよく、明るくて楽しい人たちばかりです。

中でも、私が興味を持ったのが、柔道隊員!(女性です。)
がっしりした体格で、体脂肪率は何と7%ぐらいだそうです!!
すごい!!日本では、かなり強いらしい・・・。
一度、ドミトリーのリビングで、柔道隊員による筋トレ講座がありました。私も参加しましたが、もうお腹も腕もプルプルしっぱなしでした。(汗)
次の日、時間が経つにつれて、あちこち痛くなったのは、普段のだらけた生活のせい・・・。
でも、いきなりアスリートのやっている筋トレをやるのは、無理があったのかも。なんせ、普通の腹筋もできない私・・・。
順序を間違えました。(←そういって、またやらない日々。)


さあ、話を変えて・・・。(笑)

今日は、七夕でした。日本では、星は見えましたか?

ラオスでは、最近雨ばかり。スコールみたいな雨も降るけど、最近はしとしと長時間降る雨も増えています。
雨で増水した川に落ちてしまった子どもの患者も運ばれてきたりしています。
毎年川に落ちてしまう人がいるのに、柵を作らないラオス・・・。
「運が悪かった。」の一言で済ませてしまうのか・・・。
これは謎です。

そして、心配なのは洪水。
去年は、私達が赴任する前にメコン川が増水し、洪水の被害があったそうです。北部にいる先輩隊員でも、家が浸水してパソコンがだめになった人もいます。今年はそこまでひどくなければいいのですが。
私の家は、川は近いけど、緩やかな坂の上にあるので、浸水まではしないと思いますが・・・ちょっと心配です。


さて、ラオスでは、七夕はないものの、今日は「カオパンサー」、日本語では「入安居」という日でした。私はこの日本語の意味も分からなかったのですが、お坊さんが、修行に入る日だそうです。
10月に修行が終わる「オークパンサー(出安居)」までの3ヶ月間、苦行ではないものの、お坊さんがあちこち出かけられなくなったり決まりが増えるみたい。なので、一般市民の皆さんは、この期間に結婚式を挙げたり、お祭りごとは控えるそうです。
中には、3ヶ月間、お酒も飲まない、という人もいるそうですが、私が聞いたライス人はみんな「私は飲むけどね。」と言っていました。(笑)

今日は、早起きして、ドミトリーの近くにあるインペン寺に行きました。7時ごろには、たくさんの人が集まっていました。お寺に行くときは、シンを着て、肩から斜めに布をかける正装をします。綺麗な格好じゃなくても、形は大切みたい。子どもも肩からタオルを下げたりと、形は守っていました。

お坊さんが読経した後、托鉢です。
みんなが家から持ってきた果物、お菓子、カオニャオ(もち米)、お金などをどんどん入れていきます。



写真は、去年のオークパンサーで撮ったものです。
場所は違うけど、托鉢のやり方は同じなので、参考までに・・・。

お坊さんは、これを食べて日々過ごすそうです。
たくさんもらったもち米は、一度乾燥させて、食べる時にまた蒸して食べるそうです。


お寺に行った後、バスに乗ってそのまま病院に行ったのですが、職員もお寺に行っている人が多く、3分の1くらいの人はお休みしていました。
患者さんも、いつもよりは少なめだったような気がします。

8月、9月も、またお寺での行事があるそうです。
今度は、見てるだけじゃなくて、私も自分で托鉢の準備をして、やってみようと思います!