我が家の水事情、改善!?

週末は、うだるような暑さで、ちょっと動くと汗が噴き出し、首から提げた手ぬぐいが手放せず、しかもぐっしょり・・・。
でも、昨日の夜に台風みたいな嵐が来て、暑い空気をどこかへ飛ばしてくれたので、今日はとても涼しく、過ごしやすい一日でした。


雨季でほとんど毎日雨が降り、乾季に比べて水に困らない日々が来るかと思いきや、相変わらず断水は変わりません。
午後3時か4時ごろから、夜の9時まで、この5、6時間しか水が出ません。
乾季に比べて、水量は増えたので、少ない時間で汲み置きや洗濯ができるようになったものの、水は濁ったものが出るようになってしまいました。
トイレを使って流した後も、まるで流していないかのような水の色です。
水が濁りだしたころは、これがストレスでイライラすることもあったけど、この水を使ってもお腹をこわさないので、今は「まあ、しょうがないか。」とあきらめて、水浴びや食器洗いなど普段の生活をしています。


しかし、「ただでさえ水が出ないのに、それは大変だ!」と思ってくれたシニアの同期隊員が、何と手作りろ過装置を作ってくれました。

昨日、もう1人のシニア隊員の車で、私の家まで運んでくれました。

まず、我が家の溜め水を見てもらい、「水が濁り始めたころは赤い水の時もあったけど、最近は透明度が出てきたんです!」と、きれいになってきたことをアピール!
しかし、「いやあ、ずいぶん濁っているねえ・・・。」の一言で、しょんぼり。

私の感覚はおかしくなってきているのか?
きれいになってきたからと、最近うがいまでしてたけど、やっぱりだめか?(←だから腸チフスになる。)
大丈夫か?、私!!!!

さてさて、話は戻り・・・。
シニアの方が持ってきてくれたろ過装置の材料は、20リットルの飲料水のボトルの底を切ったもの、このボトルを支える台(プラスチックの椅子の真ん中をくりぬいたもの)、砂、砂利、炭、網、ガーゼです。

まず、プラスチックの椅子の穴に、20リットルの飲料水のボトルを逆さにしてセットします。
そして、口のところにガーゼを挟んだ網を敷き、砂、砂利、炭の順に入れていきます。

まあ、10分ほどで完成。
上から、うちの濁った水を注いでみました。

最初は、細かい砂などが出るため、濁った水になったものの、何度かくり返すうちに、少〜しずつきれいになっていきました。
しかし、「うん、これは透明!」と言えるほどではありません。
シニアの方曰く、「鉄のさびが入っているのかも・・・。となると、徐鉄が必要か・・・。今度手に入ったらまた持ってくるよ。」とのこと。

だんだんすごい装置になっていきそうな予感・・・。(笑)

このシニア隊員は、60代半ば。現在、ビエンチャン市の水道局にお勤めなのです。
まじめで、嫌いなものがないからと、ラオス料理も何でも挑戦して、絶対食事は残しません。
職場では、独特の広島弁で、いつも水道局員を怒っているそうです。
「現場が第一」と考える、いかにも技術者!!という方です。


今朝、さっそくきれいになった水で歯磨きをしたのですが、先ほどこのシニア隊員の方から電話があり、

「昨日、言うのを忘れちょったけど、きれいになっても菌の検査をしちょらんから、飲んだり口に入れたりはせん方がいいよ。」

とのこと。


あ・・・。(汗)


まだ、だめですか・・・。
ろ過していない水でうがいしていた私って一体・・・。(涙)


だから腸チフス。納得♪(←しつこい。)


この装置は、台所に設置して、野菜を洗ったりお米を研いだりするのに使ってみようと思います。

ま、どれくらい自炊をするかは別として・・・。


いやあ、本当にありがたい!!
ありがとうございま〜す!!(←ここでお礼。)