ルアンパバーンの旅日記〜久々に写真いっぱい〜

10月3日から6日まで、ラオス北部にある世界遺産の街、ルアンパバーンに行ってきました。
6年前にバックパッカーで友達と2人でラオスを旅した時にも、ルアンパバーンに行ったのですが、今回協力隊でラオスに来てからは初めてです。


ビエンチャンからプロペラの飛行機に乗って約35分。
着いたときの印象は、「山がとっても近くにある!」というものでした。
ビエンチャン市内にも、お寺はたくさんあるけど、ルアンパバーンのお寺はそれぞれ特徴も違っていて、歴史があるというか、落ち着いた感じでとてもきれいなものでした。
小さな路地がいくつもあって、その先にもお寺があったり・・・。



道端に、山ほど唐辛子が干してあったり・・・。
あー、見ただけで、舌がピリピリしそう。


車やバイクもビエンチャンほど多くないので静かだし、ラオスの建物と、フランスの植民地時代の建築様式が入り混じり、独特の雰囲気がありました。


今回は、10月4日のオークパンサーの朝に托鉢にも参加しました。

前日にお菓子をたくさん買って準備をし、当日は5時ごろに起きてビエンチャンから持ってきたシンを着て、肩からパービアンという布をかけた正装をしました。
ゲストハウスの前の道には、すでに近所の人たちが場所を取り、托鉢の準備をしていました。



間に私達も入れてもらい、お坊さんを待ちます。
6時になったころ、オレンジ色の袈裟に身を包み、裸足で歩いてくるお坊さんの列がやってきました。



ルアンパバーンのお坊さんは、600人とも1,000人とも言われています。
次々に長い列になったお坊さんがやってきます。
お坊さんの持っている入れ物の中に、カオニャオ(もち米)やお菓子、バナナの葉っぱでお米や豚肉を包んで蒸したカオトンなどを入れていきます。



たくさんの人たちが托鉢をするので、お坊さんの持っている入れ物はすぐにいっぱいになります。
そうすると、お坊さんは側で一緒に歩いている子どものかごに中身を空けます。
年を取られたお坊さんから、まだ小さなお坊さんまでたくさんのお坊さんが私たちの前を通りました。

さあ、いよいよ私達の番!!
けっこうお坊さんが歩くスピードが速いので、わんこそばのように次々に入れていかないと追いつきません。(わんこそば食べたことないけど。笑)



お坊さんの顔をゆっくり見ている暇もなく・・・
私達が用意していたお菓子はあっという間に無くなってしまいました。(涙)

終わったあとは、他の外国人に混じって写真撮影。
今ではとても有名になった托鉢ですが、ラオスの人にとっては、日々の生活の中の大切な宗教行事です。私達観光客は、お坊さんに触れない、お坊さんより高い位置にいないというマナーを守らなければなりません。
中には、お坊さんの前に立って写真を撮るマナーの悪い外国人もいました。これはとても残念・・・。



この小坊主さんたちはかわいかったなー。


さて、托鉢が終わり、お腹が空いたらカオソーイ!!



北部の名物、肉味噌入りの麺です。
ビエンチャンにも、うどんみたいなカオピヤックや、ベトナムのフーに似たフォーなど、いろんな麺がありますが、カオソーイは平べったいきし麺みたいな麺でした。
これに、付け合せのミントやクレソン、バジルなど香草の葉っぱをちぎって加え、食べます。

すでにスープには味がついていて、おいしいのですが、ラオス人は、これにさらに醤油やナンプラー、胡椒、唐辛子、酢、チリソース、味の素、砂糖をどっさり入れて自分好みの味付けをします。
私の隣に座っていたタイ人の旅行者は、スープが真っ赤になるほど唐辛子を入れていました。
辛さしか味がしないんじゃないかと思うほど・・・。身体に悪そうです。


ルアンパバーンは、小さな街で、歩いてすぐに回れてしまいます。
オークパンサーということもあり、メコン川に流すボートを、各家やお寺で作っている風景を見ることもできました。



中には、作っている途中でろうそくの火で燃えてしまうというハプニングも!!
でも、ラオス人は慌てません。また作ればいっか、という感じ。
一通り街の中を見た後は、川沿いに座って、小さなボートで漁をしているラオス人をぼーっと眺めたり、猫と遊んだり、のんびり過ごしました。


夕方5時ごろになると、メインの道路には露天が出始め、6時ごろには歩行者天国になります。
何百件というお店が出て、ラオス国内最大規模のナイトマーケットの始まりです!



モン族の刺繍、カバン、きれいな刺繍の布、パービアン、人形、Tシャツなどなど・・・。
本当にたくさんのお店が出ます。
値段は全て交渉ですが、最初から高額の値段を吹っかけてくるという事はほとんどありません。
それでも、「まけてよ〜!」とごねていると、安くしてくれます。(笑)

質はそんなにいいものではないけれど、実際作った人の顔が見えて、その人とやり取りしながら買い物をするのは、とても楽しいです。
今回、人形やカバン、Tシャツ、などなど・・・山ほどお買い物をしてしまいました。

そして、メインの夜のライトアップ!!
オークパンサーは4日でしたが、ライトアップと灯篭流しは5日の夜にありました。


これはまだ夕方。夜の写真は、難しくてなかなか撮れないので、明るいうちにも撮影しました。


夜のお寺。光がぼやけてしまっていますが、ものすごく綺麗だったんです。


この日は満月。とても綺麗に見えました。


各家の前にも、きれいに飾り付けが。


5日は、ルアンパバーンで活動している先輩隊員と合流し、まずはメインの道路で行なわれた各村が作ったボートのパレードを見学しました。


これはラオスの一般的な正装。


各村の手作りのボート。竹と紙で作ったボートに、ろうそくを灯します。


これはモン族の村のパレード。衣装がとても細かくて綺麗です。
モン族は日本人にそっくり。


このおばちゃん、一番楽しそうだったなー。「不思議の国のアリス」にこういう双子のおじさんのキャラクターいなかったっけ???(笑)

いろんな民族の衣装を来た子どもや大人たちのパレードは、歩いている人たちが本当に楽しそうで、私達も見ていてとても楽しめました。


パレードの最後には、ルアンパバーンの象徴でもあるワットシェントーンというお寺に集合し、その裏からメコン川に降りてボートを流します。
私たちも、バナナの木の枝と葉っぱで作ったカトーンというものを買って、ろうそくに火を灯し、「悪いものが全て流れていきますように。」という願いを込めて流しました。


暗い川にろうそくやボートがゆったりと流れていく様子は、とても綺麗で、お寺や街全体も優しいろうそくの火でいっぱいになり、とても幻想的でした。


いやあ、本当に素敵だったなー。


3泊4日の間には、他にも、郊外のお酒造りの村や織物の村を見に行ったり、滝を見に行ったりしました。



滝は、ちょうど雨季の終わりごろである今の時期が見ごろで、水量も豊富だし、水もきれいで、マイナスイオンをいっぱい浴びました!



↑この竹橋、手すりもないし、ところどころ穴が・・・。
自分の安全は、自分で守る。そういう力がラオスでは養われる気がします。


はい、お決まりのやつです。
水もきれいだし、ちょっと泳いでみたかったけど、この日はわりと涼しかったのでやめました・・・。残念。


今回の旅は、以前に来たときとは、また違ったルアンパバーンを楽しめました。
今度は、ピーマイ(新年)の時にまた来てみたいなあと思います。

ものすごい水掛祭りがあるそうなので。色水とか。
あと、ミスルアンパバーンのパレードとか。
楽しみ、楽しみ♪


ラオスを訪れる際には、必ずルアンパバーンも行ってみてください。
お勧めですよ〜!