タートルアン祭り。

11月2日に、ビエンチャンで「タートルアン祭り」という大きなお祭りがありました。
タートルアンは、ビエンチャンだけでなく、ラオスのシンボルとも言える、高さ45mの黄金の塔です。



オークパンサーの次の満月に、このタートルアン祭りはあります。
夜にお花とろうそくと線香を持ち、タートルアンの周りをお願い事をしながら3周すると、願いが叶うそうなのです。

これは行かないわけにはいきません!!

しかし、ラオスの国を挙げてのお祭りなので、とてつもなくたくさんの人がやってきます。
なので、私は前日の1日の晩に行ってきました。

それでもタートルアンとその周りは、たっくさんの人とで店でごった返していました。
シンをはいていくのを忘れて、危うく入れないかと思いましたが、親切にシンの貸し出しをしてくれていたので、何とか無事に入ることができ、お願い事をしながらタートルアンの周りを3週しました。



歩きながら、ろうそくの火が消えないように注意していたので、初めはお願い事を忘れていました。(笑)
やがてろうそくの火が消えて、一緒に持っていた線香に火が移ったので、「これで安心」と思ったのですが、大勢の人がろうそくと線香を持っているので、煙で酸欠に・・・うう・・・。苦しかった・・・。

タートルアンの周りは芝生が敷いてあり、その周りには回廊があるのですが、そこには全国からやって来たというお坊さんが、大勢寝泊りしていました。

3周した後、写真を撮ったり、おみくじを引いたり、はぐれた友達を探しているうちに、もう1周してしまい、結局4周回ってしまいました。!!
本当に願いがかなうのか・・・。


そして次の日の朝、5時に起きて、またタートルアンに行きました。
大きな大きな托鉢があるのです。




前の日にお菓子を買って準備してきました。
前の広場はすでにたくさんのお坊さんと、托鉢に集まった人でいっぱいでした。



ござを忘れたので、子どもが売っていた新聞紙を買って、その上に座り、7時前から托鉢が始まりました。
ルアンパバーンのときは、歩いてくるお坊さんが持っている入れ物の中に入れていきましたが、今度はお坊さんの数が多いので、私達がお坊さんや尼さんの前を通って入れていきます。
このときは、私達は裸足になり、進んでいきます。
持ってきたお菓子より、圧倒的にお坊さん達の人数のほうが多いので、持ってきたものがなくなった時点で列を抜けます。

私のお菓子もあっという間になくなりました。



ラオス人が大切にしている宗教行事。
去年はちょうどサイタニーに赴任したばかりで、タートルアン祭りには来れなかったので、今年は来れてよかったです。
病院に戻ると、スタッフの中でも「タートルアン祭り行った?」という話でもちきりでした。

でも、よくよく聞いてみると、タートルアン祭りに行ったけど、ろうそく持ってぐるぐる回ったのは、私ぐらいでした。
みんな、「えー、たくさんの人で入れないからやってない。」とのこと。

ラオス人のいう「タートルアン祭り」のメインは、いろんな出店で遊ぶこととお買い物みたいです・・・。

まあ、娯楽の少ない国だから、こういうお祭りでぱーっと楽しむのですね、きっと。