給料日。

今日はクリスマスです。

しかし、郡では全くその気配は感じられません・・・。



でも、昨日からちょっとウキウキしている職員がいます。

理由は、給料が出たから。



しかも、3ヶ月ぶりに!!



ビエンチャンの郡病院職員は、何と、3ヶ月給料が出ていませんでした。
ラオス社会主義なので、病院職員は公務員で、政府から給料が支払われます。
給料が払われない理由を職員に聞いても、


「わからない、シーゲームで忙しかったから・・・。」と。


でも、そんな理由で、給料が払われないなんてひどすぎます。



日本でこんなことが起こったら、まず、餓死するか、その前にストライキかなんかが起きると思います。


でも、ラオスでは、そんなことを起こす人はいません。


それは、給料をもらわなくても、何とか食べていけるから。(?)


共働きの人が多いので、家族の給料があったり・・・。
医師は家でクリニックを開いていたり、他の職員も家で農業や小売店などの副職をしている人がほとんどなので、その収入で何とか食べていけてるようなのです。


さらに!今までは現金手渡しだった給料が、今回から銀行振り込みになりました!!

病院の近くのタラート(市場)の前に、国営銀行のATMがあるのですが、最近職員全員にこの銀行のカードが支給されました。
しかし、今までカードなんて使ったことがない人たちなので、みんな、混乱・・・。

昨日給料が振り込まれた人たちは、何と一つのATMに4人で入って「あーでもない、こーでもない。」と相談しながらお金を引き出したそうです。(笑)

傍から見ていて、とても心配なので、「カードの番号は他の人に言っちゃいけないんだよ。カードを落としたら、すぐに銀行に連絡するんだよ。」と、注意事項を伝えました。


「同じ絵のカードなのに、他の人のお金がでてきたりしないの?」


という素朴な疑問(笑)にも、

「絵や暗証番号が同じでも、登録してある口座が違うから大丈夫!」と説明。


あー。大丈夫でしょうか・・・。



さらにびっくりなのが、3ヶ月ぶりの給料をもらえたのは、一部の職員だけで、他の職員は、来月以降に払われるというのです。しかも、全員が来月にもらえるか分からないとのこと・・・。


ということは、4ヶ月以上もらえない人がいるということ。


それにも、怒る様子は無く・・・。



ラオス人は気長なのか?
実はみんな、ものすごくお金を持っているのか??


・・・謎です。