母子保健課改築完成!!

サイタニー郡病院の母子保健課の建物は、AFD(フランスのODA)の援助で、11月から改築が行なわれていました。
「2月にはできるよ。」という予想をはるかに超え、3月下旬になって、やっとこさ完成しました!!

日曜日の今日、改築祝いがあるということは、ラオス人の話で何となく分かっていました。前の日の準備も一緒にやろうと声がかかっていましたが、土曜日の昼間は、POMOSOプロジェクトを一緒にやっている隊員の誕生日祝いがあったため、参加できないなーと思っていました。

しかーし!土曜日の夕方にカウンターパートから電話があり、「まだまだ準備をしているから、今からでも病院に来い!」といわれたため、サイタニーに戻りました。
病院に着いたのは午後6時。

病院の敷地には、テントが建ち、テーブルや椅子が並べられ、いろんな料理もできていました。
どうやら、今日から宴会の始まり・・・?


よくよく聞いてみると、ラオスでは、新しく家や建物が建つと、お坊さんを呼んで托鉢をし、バーシーをしてお祝いをするそうです。
今日はその前夜祭。次の日のお祝いに来れない人がお祝いのお金やお米、お線香を持ってきて、お供えします。(これは後々、病院とお坊さんで分けるそうです)



お礼に、病院からはお菓子とカオトン(もち米と豚肉を味付けして、バナナの葉でくるんで一緒に蒸したもの。)を配り、お食事をして帰ってもらうというのです。



今回の料理は、ケータリングではなく、病院で全て仕入れて作っているので、スタッフ総動員です。
私が着いてからも、どんどんお客様がやってきます。私は料理はできないので、ずっと片付けと皿洗い。

9時ごろ、やっと帰れる!と思ったら、

「今日は、みんな病院で寝るんだよ。みわも泊まっていきなさい。」と。

いやあ・・・私の家、目の前なんですけど・・・。

「水浴びしたら、戻っておいでね。」

と念を押され、仕方ないので、水浴びと少しの休憩をして、病院に戻りました。


音楽も鳴り、お客様が来るたびにドラがごい〜んとなる中、オープンな待合スペース(かろうじて屋根あり。)にござを敷いて、スタッフと一緒に寝ました。病院に泊まるのは、きっと最初で最後だろうな・・・と思いながら寝たものの、ござの下はタイルなので腰が痛い!!


それでも何とか寝て、朝まだ暗いうちに腰が痛くて目を覚ますと、ラオス人は朝5時から托鉢の準備をしていました。
私は、一旦家に帰って着替えてから、托鉢へ。時間があるから・・・と、ちょっと横になった途端寝てしまったので、托鉢にはちょっと遅刻してしまいました・・・。(汗)


お坊さんが9人。読経の後、お坊さんの人数分の入れ物の中に、お菓子やもち米を入れていきます。

その後は、バーシー。
今回は、来月のラオス正月のお祝いのバーシーと宴会も兼ねているので、「新年おめでとう。」といいつつ手首に白い糸を巻いていきました。



たくさんのお客様に、また朝ごはんを食べてもらい、私は再び片付けと皿洗い・・・。もう腰が限界・・・。
料理もどんどん追加で作っていきます。

↑春巻作り。

↑医者も、このときばかりは、春巻を揚げるのを手伝います。
これ、めっちゃおいしかった!!

何とか皿を洗い終え、その後に待っているのは、そう!宴会です!!

飲んで踊って、食べて踊って・・・。



巨大スピーカーの裏は、入院している患者さんがいるんですけどね・・・。

この宴会、夕方まで延々続きました・・・。私は4時ごろ帰りましたが、最後まで残った人は、7時ごろまで飲んでいたそうです。

入れ替わり、立ち代り、たくさんのお客様が着たので、結局何人来たかは分かりませんが、1日で40ケースのビールが空きました!!!!!
いやあ、みんなよく飲んだー。

これでいいお正月が迎えられるかな?