穴がないなら、掘ってでも入りたい。

行ってきますと言いながら・・・。

空港に行くまでの時間がもうちょっとあるので、昨日の私の大失敗について書こうと思います。


昨日、いつもの通り職場に行き、朝のミーティングに参加していました。院長が話しているのをぼーっと聞いていると、突然院長から
「みわも行くか?」
と聞かれました。
「え?どこに??」
と、それまでの話をほとんど聞いていなかった私が聞き返すと、
「水かけだよ。ピーマイだよ。」
と言われました。とりあえず、
「行くー!!」
と答えると、
「行くなら、白衣じゃなくて、普通の服に今すぐ着替えてきなさい。水をかけられてもいいように。」
とのこと。

去年、院内で水かけをしたときには、ホースやバケツで水をかけられ、しかもベビーパウダーを顔に塗りたくられるという、ものすごいものだったので、今回もそれに備え、汚れたら捨ててもいいようなよれっとしたTシャツと、綿のシンを着ていきました。
携帯と財布は濡れないようにビニール袋に入れ、さあ、準備OK!!

そして、院長夫婦の車に乗って、着いた所はサイタニーの郡役場。
会場には、たくさんの人、人、人・・・。
さらに、全員が男性は襟付き、女性はシルクの上着とシンという正装です。


何とそこは、郡長主催の新年のバーシーと宴会だったのです!!
サイタニー郡にある104村の村長と、女性同盟、ヘルスボランティア、郡病院院長などなど、サイタニーの中で力を持っている人が集まっているのです。
さらに、ミス・サイタニー郡のきれいなお姉ちゃんたちも!!!


やばい・・・・・。
間違えた・・・・・・・・・。



一人、よれよれTシャツと綿のシンで現れた日本人。
目立たないはずはありません。(汗)
会場内で、一番みすぼらしい格好をしていた私。


確かにね。院長夫婦が行くぐらいだから、そんな激しい水かけが行われるわけがないよね。しかも朝からだし・・・。



ああ、穴があったら入りたい・・・。



POMOSOの対象村のヘルスボランティアのおばちゃんたちも、今日のために新調したというキレイな服を着て参加していました。
いつもは、「日本人はきれいね。」と言ってくれるおばちゃんも、「今日はどうしたの?きれいじゃないね。」と、厳しいお言葉・・・。


かろうじて、綿とはいえシンを着ていたから、まだ救われましたが・・・。
ショックを隠しきれないまま、今まで見たこともないくらいの人数で行うバーシーに参加し、その後は外で宴会が行われました。水かけもありましたが、郡病院でやったような激しいものではなく、背中にちょろちょろとかけてもらい、かけてもらったら笑顔で「ありがとう。」言える余裕があるような、静かなものでした。

「普通」の服、の解釈を間違えた私・・・。
院長夫婦に服を間違えたことを謝ると、「ピーマイだから大丈夫だよ。気にするな。」と言われました。

うう。ありがとう院長。
せっかく連れてきてもらったのに、恥をかかせてしまって・・・。(涙)


いつかどこかで名誉挽回したいところ。
しかーし!そんな機会は、はたしてやってくるのか?