ま、しょうがないね。ラオスだもん。

7泊8日の北部の旅。

が、いろいろあって結局8泊9日になりました!!


簡単に流れを書きますと・・・。

①まず、飛行機でラオスの北西にあるボケオ県へ飛ぶ。

⇒のはずが、北部の方でこの時期に行なっている焼畑のせいで、視界が悪いため(北部の県の空港は、世界遺産になっているルアンパバーン以外は管制塔がないため、目視で着陸しなければならない。)キャンセル・・・。急遽、ルアンパバーン便に振り替え、バスで14時間かけてボケオに移動。


②ボケオで、きれいな布を見つける。

⇒のはずが、タラートを回っても、人に聞いても、「ボケオでは布は織っていない。」と言われ、あきらめる。


③そのお隣のルアンナムター県に移動し、トレッキング、少数民族の村を訪問。

⇒ルアンナムター県の中でも、少数民族が多いといわれるムアンシンという郡へ行き、1泊2日のトレッキングの参加。そこで、少数民族の一つ、ヤオ族の村でホームステイ。
これは本当におもしろかった。これについては、後日詳しく書く予定。


④帰りは、ルアンナムター県の南にある、ウドムサイ県から飛行機に乗ってビエンチャンへ帰る。

⇒のはずが、同じ北部にあるウドムサイ・・・。土曜日に飛行機が飛ぶかもあやしい。もしまたルアンパバーン便に振り替えになると、バスで5時間の移動。それなら最初からルアンパバーンに移動し、チケットも変えておいたほうがいい!ということに。


⑤ボケオ県で日にちが余った分、ウドムサイ経由でラオス北東の県、ポンサリー県の南にあるムアンクワという郡まで、足を伸ばしてみることに。ウドムサイに寄った際に、航空会社でチケットを変更する。

⇒のはずが、空港に行っても、航空会社に行っても、誰も職員がおらず・・・。行ったのは8日の木曜で、本来なら飛行機が飛ぶ日ではあるが、また焼畑のせいでキャンセルになった模様。机の上に、「今日は飛びません。」と書いたメモが置いてあるのみ・・・。チケットが変更できないまま、ムワンクワへ移動。


⑥ムワンクワからルアンパバーンまで、一度乗ってみたかったスローボートで移動することになる。ゆったりと川下りをしながら、自然を堪能!なんて涼しそうな旅!!

⇒のはずが、移動日の朝にものすごい雷雨。舟に乗るころ、雨は止んだものの、めちゃめちゃ寒い!!Tシャツを重ね着し、友達にカッパを借りてぶるぶる。しかも、途中でも雷雨が・・・。(涙)あまりの寒さとお尻の痛さに、途中のノーンキアウで車に乗換え、ルアンパバーンまで移動。


世界遺産ルアンパバーンラオス正月が一番盛り上がる場所。最終日でも、きっと水をバンバンかけられるはず・・・。でも、ルアンパバーンのゲストハウスなら、快適かな。

⇒のはずが、車がルアンパバーンに着く頃、ものすごい悪天候!!台風のような突風と、雨で一気に視界が悪くなる。30分ほどで過ぎたものの、木は倒れるわ、看板は落ちてるわ、店のテントは崩れてるわ・・・。(汗)友達がいた場所は、何と雹(ヒョウ)が降った模様。ゲストハウスを探す間に、雨に濡れるわ、寒いわ、挙句の果てに、悪天候でゲストハウスは停電!真っ暗の中、水シャワーを浴びる・・・。ルアンパバーンまで来て水だなんて・・・。(涙)でも、寝るころに電気復活。もう、不貞寝するしかない。


⑧何だかんだあったけど、ルアンパバーンから無事にビエンチャンへ帰る。

⇒のはずが、ルアンパバーンからビエンチャンの飛行機は、普段の3便から5便に増便しているにも関わらず、全て満席。キャンセル待ちをすることになる。しかも!!昨日の雨で煙がなくなったのか、ウドムサイからの飛行機が、飛んだ・・・・・・・・・・。(←これが一番凹んだ。)


⑨それでも、キャンセルが出て、無事に帰れ・・・・る・・・・・?

⇒のはずが、空港で7時間半を過ごして待ったものの、結局キャンセルはでず・・・。途方に暮れたが、次の日の朝の便でキャンセルが出たとのことで、何とか帰れることに。


⑩1日多く泊まることになったけど、何とか帰れそうでよかったよかった♪最後の夕飯は、ちょっと雰囲気のいいところで。

⇒のはずが、食事中、突然停電。そして、お店のスタッフがロウソクを持ってきてくれ、何だかいい雰囲気で食事ができると思いきや、ものすごい数の羽アリが!!!!!雨季に入るこの時期、ラオスでは、雨が降った後に、ものすごい数の羽アリが発生するのです。それがロウソクの火に集まり、ご飯やスープの中に入る入る・・・。30分ほどで、大群は去っていきましたが、食欲は一気に減退・・・。しかも、またゲストハウスが停電でこの日も水シャワー。お約束のように、シャワーが終わった頃に、電気復活。もう不貞寝以外にすることはない。


そして、日曜日の朝の便で、無事にビエンチャンに帰ることができました。
北部は昼間は暑いものの、朝や夜は扇風機がいらないほど涼しく、夜は布団をかけて寝ていました。それが、ビエンチャンについた途端、むわ〜〜っと暑い空気が・・・。ああ、北部の涼しさが早くも懐かしいです。


今回は、かなり移動の多い旅でした。でも、私はもともと移動の多い旅が苦ではなく、バスでも電車でも、その景色を楽しんでいます。逆に、一ヶ所でのんびりするとか、ぼーっと本でも読んで・・・という過ごし方のほうが、苦手です。いろんなところに行って、いろんなものを見てみたいので、今回のような旅が普通かも。
ま、予測不可能なトラブルは多々あったものの、事故に遭うことなく帰って来れて本当に良かったです。


ということで、北部の旅のダイジェストでした〜。
また、時間のあるときに(と言っても、忘れないうちに)、詳しく写真入りで書きたいと思います。


この旅で学んだことは、

ラオスの旅は、計画通りに行かない。っていうか、計画立てられない。」

ということ。


ラオス人の行動に腹を立てつつ、笑いつつ、助けられつつ、何とか旅が終わりました。気長じゃないと、こういう旅はできないね。ラオスに来て、ずいぶん「ま、いっか。」と思える広い心?あきらめ?が身についたと思います。


これも、ラオスに着たからこそ!と思えば、ちょっとは救われるかな?