モデル母表彰。

題名を見て、「何のこっちゃ?」と思われた方も多いと思いますが・・・。


「モデル母」というのは、私たちがやっているPOMOSOの活動の一つです。
ラオスは、「モデル村」、「モデル健康村」など、「モデル〜」というのが大好き。誰でも表彰されるとうれしいもんね。
そこで、POMOSOでも各郡で基準を作り、その基準を満たしたお母さんを「モデル母」として表彰し、村の他のお母さん達に「私もがんばろう!」といい刺激になればなあと思ってやっているものです。

ちなみに、私のいるサイタニー郡の基準は、以下の通り。

1.妊婦健診を4回以上受けている。
2.高血圧、貧血などのリスクがなく健康である。
3.医療介助者の下、お産をしている。(1人で産まない。)
4.結婚の時に健康診断、健康教育を受けている。(これはラオス独特のもの)
5.生後6ヶ月まで、母乳のみで育てている。

モデル母の選出は、村のヘルスボランティアのおばちゃんにお願いしていたのですが、サイタニー郡の対象村7村のうち、今日行ったサンコーム村のみ、「モデル母が3人見つかった。」といわれました。今日の健康診断の巡回で表彰式をやれば、村の他のお母さん達も来ているし、ちょうどいいなあと思い、準備をしていました。しかし、同期のいる他の郡でも、一応村のボランティアのおばちゃんたちが探してくれていたのですが、確認のために村に行ったら、基準を満たしていない人もいたと聞き、私も心配になったので、ラオス正月の前に確認に行きました。

すると、2009年のモデル母なので、本来であれば子どもは1歳前後のはずなのですが、選ばれた3人とも、子どもはもう3歳過ぎ・・・。

これには私もびっくりしました。
村のボランティアのおばちゃん曰く、私の前任者のころに見つけていたが、表彰されないままだったので今回選んだ、とのこと。


・・・うーん・・・。


最初にこちらから何歳まで、とはっきり言わなかったのも悪いしなーと思い、カウンターパートと相談した結果、条件を満たしているし、子どもの予防接種も全て受けさせているし、今も子どもが健康なので、他のお母さんの見本にもなるだろう。今年は特別ってことで!ということになりました。

表彰状には、事務所の所長とうちの郡病院長のサインを頂き、みんなの前で表彰しました。


この村は、もともと妊婦さんや子どもの数が他の村より少ないため、全体の参加者は少なめでしたが、こじんまりとしたいい雰囲気の中で行なうことができました。


そのあとは、いつもの通り健診です。

みんな、大きくなったかなー??

↑ちなみに、今日の会場はお寺。身長を測るのに、メジャーを柱に貼ろうとしたら、「そのまま書いちゃって大丈夫!!」と言われ、油性マジックでお寺の柱に数字を書き込んじゃいました。やっぱり、何でもありのラオス・・・。(笑)


さて、健診が終わると、村の人たちがご飯を用意してくれました。

メニューは、ピンパー(焼き魚)、タマフン(辛いパパイヤサラダ)、ケーンノーマイ(竹の子スープ)2種類、ソムパック(日本の青菜のお漬物と同じ味)、カオニャオ(もち米)。
100%ラオス料理です。私の好きなものばかり♪
真ん中にあるのは、空心菜です。小さく折りたたんで(?)生のまま、魚やタマフンと一緒に食べます。ラオスでは、空心菜をよく食べます。オイスターソースで炒めたり、麺類に入れたり、こうやって生で食べたり・・・。日本では中華料理で食べるくらいだけど、ラオスではどこの市場でも売っています。おいしいし、安いし、料理も簡単だし、私もよく買っています。


とりあえず、今日も無事に終わりました。


残りはあと1村です!!